【4月23日 AFP】(更新)中国外務省は23日、北朝鮮で中国人客を乗せた観光バスが事故に遭い、少なくとも同国人32人、および北朝鮮人4人が死亡したと発表した。

 北朝鮮西部の黄海北道(North Hwanghae Province)で22日に起きた事故について、中国外務省の陸慷(Lu Kang)報道官は定例記者会見で、さらに中国人2人が負傷したことを明らかにし、「原因について調査している」と語った。

 これに先立ち、国営の中国グローバルテレビジョンネットワーク(中国環球電視網、CGTN)は、北朝鮮で観光バス1台が橋から転落し30人以上が死亡したとツイッター(Twitter)の公式アカウントに投稿していた。現在この投稿は削除されている。

 黄海北道は平壌の南方にある行政区で、南北軍事境界線に隣接し、かつて韓国との南北協力事業として運営されていた開城(Kaesong)工業団地がある。

 韓国・ソウルを拠点とする独立系ニュースサイト「NKニュース( NK News)」が匿名筋の情報として伝えたところによると、中国人観光客を乗せたバスは開城から平壌に向かう途中で事故に遭ったという。

 北朝鮮の道路事情は非常に悪く、未舗装の場合が多いが、事故が起きたとされる平壌・開城ルートは国内でも最も状態の良い道路の一つ。中国国境の新義州(Sinuiju)から南北軍事境界線に接する非武装地帯(DMZ)までを結ぶが、他の北朝鮮の高速道路と同じく交通量は非常に少ない。(c)AFP/ Ryan MCMORROW