【4月5日 AFP】インドネシアの警察当局は4日、密造酒を飲んで計24人が死亡したことを明らかにした。イスラム教徒が国民の大半を占める同国では、密造酒を飲んで死者が出るケースが後を絶たない。

 当局によると、首都ジャカルタで3日、密造酒を販売した容疑で露天商が逮捕された。ジャカルタ周辺では2日以降、16人が死亡している。また最東部パプア(Papua)州でも8人が犠牲となった。さらに複数人が重体で入院中だという。

 南ジャカルタ警察はAFPに対し、逮捕された露天商は純粋な酒にコカ・コーラ(Coca-Cola)や栄養ドリンクを混ぜたと供述していると明らかにした上で、「彼は安全だと思っていたが、それを飲んだことで死者が出たとみられる」と述べた。

 一部の密造酒に関しては特定の業者が卸した可能性があるとして警察が行方を追っているという。(c)AFP