復帰戦のキリオスが快勝、ズベレフとの4回戦へ マイアミOP
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【3月27日 AFP】テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2018)は26日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第17シードのニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)は6-3、6-3で第15シードのファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)を下し、4回戦へ駒を進めた。
ここ最近は右肘の故障で計4大会を欠場し、2か月にわたり戦列から離脱していたキリオスだが、世界ランキング18位のフォニーニを相手に手にしたこの日の勝利は、ピークの状態への復活も近いと思わせるものだった。
しかし、第28シードのダビド・フェレール(David Ferrer、スペイン)に2-6、6-2、6-4で逆転勝ちした第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)と4回戦を戦うことが決まったキリオスは試合後、けがの問題はなかなか消え去ってくれないと明かした。
「あまり期待せずにここへやって来た」というキリオスは、「最近はハードにトレーニングができていない。ゆっくり体をつくっている最中だ」とすると、「ここ最近は腰の痛みも抱えているし、100パーセントには程遠い状態」と付け加えた。
「だから、こうして勝利を積み重ねることが大きな自信につながっている。現時点では70パーセントくらいだから、とにかく勝ち抜くことを念頭に、慎重にやっていこうとしている」
一方、2回戦でロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を破った予選勝者のタナシ・コキナキス(Thanasi Kokkinakis、オーストラリア)は6-3、4-6、6-7(4-7)で第31シードのフェルナンド・ベルダスコ(Fernando Verdasco、スペイン)に敗れた。
その他の試合では、第6シードのケビン・アンダーソン(Kevin Anderson、南アフリカ)や第16シードのパブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno Busta、スペイン)らが順当に勝ち上がりを決めたが、第11シードのサム・クエリー(Sam Querrey、米国)は4-6、6-3、5-7でデニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov、カナダ)に苦杯をなめた。(c)AFP