【3月19日 AFP】英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)交渉に当たっている欧州委員会(European Commission)のミシェル・バルニエ(Michel Barnier)首席交渉官は19日、来年に迫るブレグジット後の移行期間を2020年末までとすることで合意したと発表した。

 ベルギーの首都ブリュッセルで行った記者会見でバルニエ氏は、英国のデービッド・デービス(David Davis)EU離脱担当相との「集中的な」交渉の末、「移行期間に関して合意に至った」と発表。

 英とEUがまとめた離脱に関する新たな合意内容によると、移行期間は英国が離脱する来年3月29日から、翌2020年12月31日までの1年9か月間。

 バルニエ氏は記者会見で、離脱日をもって英国は「EU加盟国でなくなる以上、同国はEUの意思決定プロセスには加わらない。とはいえ恩恵は保持され、単一市場と関税同盟の利益を受ける…よって他の全加盟国同様、欧州における規則の順守が求められる」と述べた。(c)AFP