【3月15日 AFP】イングランド・プレミアリーグのサウサンプトン(Southampton FC)は14日、マーク・ヒューズ(Mark Hughes)氏の新指揮官就任を発表した。同クラブは直近のリーグ戦17試合でわずか1勝にとどまり、今季残り8試合で降格圏からわずか1ポイント差の17位に低迷しており、12日に前指揮官のマウリシオ・ペジェグリーノ(Mauricio Pellegrino)氏を解雇していた。

 現在54歳のヒューズ氏は、これまでブラックバーン・ローバーズ(Blackburn Rovers)やマンチェスター・シティ(Manchester City)、フラム(Fulham)、クイーンズ・パーク・レンジャーズ(Queens Park RangersQPR)の監督を歴任し、今年1月には2013年から指揮を執っていたストーク・シティ(Stoke City)を解雇されていた。

 ヒューズ氏は「目標は残留し、来季もプレミアリーグで戦うことだ」とすると、「それが、このクラブに必要なことであり、そうでなければならない。われわれが目指すのは、ここに確かに残ることだ」と語った。

 現役時代にマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)やチェルシー(Chelsea)に所属したほか、ウェールズ代表としても活躍し、晩年にはサウサンプトンでプレーしたヒューズ氏はまた、「大きな試練にわくわくしている。熟知している上に親近感があるクラブに復帰できるのは、自分にとって最高の機会であり、断る理由はなかった」と述べた。

 ヒューズ氏にとってサウサンプトンでの初采配は、17日に行われるFAカップ(FA Cup 2017-18)準々決勝の見通しとなっている。対戦する3部のウィガン(Wigan Athletic)は、ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督が率いるマンチェスター・シティを5回戦で撃破している。(c)AFP