【2月8日 AFP】平昌冬季五輪の開会式を9日に控え、現地の気象予報は7日、体感温度が氷点下10度に達する厳しい気候に備えて万全の防寒対策が必要であるとファンや選手に警告した。

 五輪開幕が目前に迫っている韓国・平昌(Pyeongchang)では今週、気温が氷点下21度にまで下がるなど、寒さに慣れた国の選手さえも悲鳴を上げるほどの極寒が大きな話題となっている。

 7日の気象予報によると、開会式が行われる9日夜の野外スタジアムの気温は氷点下2度から5度とされているものの、風などの影響で体感温度は氷点下10度になると予想されている。

 10日には雪の予報が出ているが、大会組織委員会や気象庁は準備が万全であることに加え、気候はこの時期としては平均並みであると強調。開会式では防寒対策として手足を温めるためのホットクッションや携帯カイロが提供されるという。

 それでも、大会側は3万5000人に上る観客に対して不測の事態に備えるよう注意を促しており、気象予報士も「開会式には暖かくしてお越しください。観客の皆さんは防寒対策を万全に」と呼びかけていた。(c)AFP