【2月8日 AFP】男子テニスのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が7日、オランダ・ロッテルダムで来週行われるABNアムロ世界テニストーナメント(ABN AMRO World Tennis Tournament 2018)への出場を表明した。同大会で準決勝まで進出すれば、男子選手としては史上最年長の世界1位になることが決まる。

 四大大会(グランドスラム)通算20勝を誇るフェデラーは現在、世界ランク1位のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)に155ポイント差に迫っており、ベスト4入りを果たせば180ポイントが加算されることになる。

 決勝でマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)からフルセット勝ちを収め、大会史上最多に並ぶ通算6度目のタイトル獲得を果たした先月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)以来となるトーナメントに臨むフェデラーは、過去2度優勝しているロッテルダム大会は「自分にとって特別」と声明で語った。

「1999年に初出場したときのことは覚えている。あれは自分がトップレベルでプレーする最初の機会の一つだった。記念すべき第45回大会に出られてうれしい」

 現在36歳のフェデラーが世界トップに返り咲けば、男子では2003年に米国のアンドレ・アガシ(Andre Agassi)氏が33歳131日で樹立した世界1位の史上最年長記録を3年以上も更新することになる。

 今大会にはフェデラーの強力なライバルとして、同胞のスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka)、世界4位のグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)、アレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)、そして大会連覇を目指すジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga、フランス)らが出場する。(c)AFP