【2月6日 AFP】仏パリで5日、レストラン格付け本「ミシュランガイド(Michelin Guide)」の2018年フランス版の概要が発表され、日本人シェフ2人のレストランが新たに二つ星を獲得した。

 二つ星を獲得したのは鷹野孝雄(Takao Takano)氏がリヨンで営むフレンチレストラン「タカオ・タカノ」と、仏東部ソーヌエロワール(Saone-et-Loire)地方のサンタムールベルビュー(Saint-Amour-Bellevue)近郊にある浜野雅文(Masafumi Hamano)氏の「オー・キャトルズ・フェブリエ(Au 14 Fevrier)」。

 2人の他にも、5人の日本人シェフが初の一つ星を獲得した。

 ミシュランガイドの国際ディレクター、マイケル・エリス(Michael Ellis)氏は「日本人シェフたちの技術は非常に高く、その料理は極めて精密だ」と述べ、フランスにおける日本人シェフの躍進を歓迎した。

 一つ星を獲得した内藤隆之介(Ryunosuke Naito)氏は「フランスと日本はかなり似ている」と話す。「フランスは世界一の美食大国で、私にとって世界第2位は日本。フランス人も日本人も良い素材を大切にする」

 一方、フラン人著名シェフのマルク・ベイラ(Marc Veyrat)氏(67)が格付けの最高位となる三つ星に返り咲いた。ベイラ氏は9年前にスキー中の事故で大けがをした上、3年前にはフランスアルプス(French Alps)で自身が経営するレストラン「ラ・メゾン・デ・ボワ (La Maison des Bois)」が火事で焼失するという悲運に見舞われていた。(c)AFP/Anne-Laure MONDESERT, Fiachra GIBBONS