【1月24日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)の男子シングルスでベスト4入りを決めた韓国のチョン・ヒョン(Hyeon Chung)が24日に行われた試合後、自身は錦織圭(Kei Nishikori)の活躍に刺激を受けていると明かした。

 韓国選手として史上初の四大大会(グランドスラム)準決勝進出を果たしたチョンは、2014年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2014)で準優勝に輝くなど、アジアのテニス界の先駆者として活躍する錦織について、「すべてのアジア選手が圭を尊敬し、追いつこうとしている。彼はアジア選手の誇りだ」と語った。

 今大会は3回戦で世界ランキング4位のアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)、4回戦では全豪オープンで6度の優勝経験を誇るノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を倒している21歳のチョンはこの日、米国のテニス・サングレン(Tennys Sandgren)に6-4、7-6(7-5)、6-3でストレート勝ち。世界58位のチョンにとっては、2004年のマラト・サフィン(Marat Safin)氏(当時86位)に次ぐ低いランキングでの4強入りとなった。

「準決勝に進めて本当に驚いている。サーシャ(ズベレフ)とノバク、そして他にも何人か良い選手を破ってきた。グランドスラムで2週目に残るのは初めてだ」と喜ぶチョンは、26日の準決勝で連覇を狙う第2シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)と第19シードのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)の勝者と激突する。(c)AFP/Robert SMITH