【1月23日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)は23日、男子シングルス準々決勝が行われ、カイル・エドモンド(Kyle Edmund、英国)が6-4、3-6、6-3、6-4で大会第3シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)を破り、英国男子史上6人目の四大大会(グランドスラム)4強入りを決めた。

 ロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)で行われた2時間49分の熱戦を制した世界ランキング49位のエドモンドは次戦、決勝進出をかけて第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)と第6シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)の勝者と対戦する。

 英国男子として同じくグランドスラムの準決勝に勝ち残った経験があるティム・ヘンマン(Tim Henman)氏も観客席から見つめるなか、強力なフォアハンドとサーブを武器に世界3位のディミトロフを苦しめた23歳のエドモンドは試合後、「最高の気分だ。こういった試合に勝てて本当にうれしい」と喜んだ。

 また、全豪オープンで5度のファイナリストになった経験を持つ同胞のアンディ・マレー(Andy Murray)が故障を理由に欠場し、今大会では唯一の英国男子選手となっているエドモンドは、「ここ8年くらいの間、アンディ・マレーがどういう立場にいたのか分かった」「もちろんスポーツでは付き物だが、良い結果を残せば残すほど、より多くの注目を集めることになる」とメディアからの期待についても言及した。

「自分一人で大きな成功を収めたのは今回が初めてかもしれない。より注目が集中することになるが、しっかりと対処し、できるだけ受け止めようとしていくまでだ」 (c)AFP