【1月17日 AFP】米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)は16日、2016年の米大統領選へのロシア介入疑惑を捜査しているロバート・モラー(Robert Mueller)特別検察官が、ドナルド・トランプ(Donald Trump)政権で首席戦略官・上級顧問を務めていたスティーブ・バノン(Steve Bannon)氏を大陪審に召喚したと報じた。

 トランプ大統領の側近がモラー特別検察官から大陪審に召喚されたのはバノン氏が初めて。モラー氏はトランプ氏の捜査妨害の疑いについても捜査している。

 バノン氏は同日、非公開で開かれた下院情報特別委員会(House Intelligence Committee)でロシア疑惑について証言した。バノン氏がロシア疑惑について証言したのは初めて。

 大統領選の最後の数か月にトランプ陣営の選対最高責任者を務め、トランプ政権で7か月にわたって首席戦略官・上級顧問を務めたバノン氏の証言は「爆弾発言」となる可能性がある。

 トランプ政権の内幕を暴露したマイケル・ウォルフ(Michael Wolff)氏の書籍「Fire and Fury: Inside the Trump White House(仮訳:炎と怒り──トランプのホワイトハウスの内側)」の中で、バノン氏は、大統領選前にトランプ氏の長男ドナルド・トランプ・ジュニア(Donald Trump Jr)氏とロシア政府とつながりのあるロシア人弁護士がかかわる打ち合わせがあったのは「反逆的」などと話したとされている。

 反発したトランプ氏は、バノン氏は「正気を失った」と批判し、事実上の決別を宣言している。(c)AFP