【12月15日 AFP】(更新)フランス南部ペルピニャン(Perpignan)近郊の踏切で列車とスクールバスが衝突した事故で15日、負傷していた生徒1人が死亡し、死者数が5人に増えたことが分かった。

 事故はペルピニャンに近いミヤス(Millas)で14日に発生。地元当局は15日、死者が2人増えて6人になったと述べていたが、後にこれを訂正した上で、5人目の生徒が死亡したことを明らかにした。事故ではさらに11~17歳の子ども15人とバスの運転手、列車の乗客3人の計19人が負傷した。

 スクールバスを巻き込んだ事故としてはここ30年で同国最悪の事故の一つとなり、当局は原因が人為的なミスか技術的な不具合なのか、捜査を進めている。

 負傷したバスの女性運転手への事情聴取はまだ行われていないものの、検察当局によると列車の運転士からは捜査員らが話を聞いたという。

 事故発生時に踏切の自動遮断機が上がっていたかどうかは今のところ不明だが、フランス国鉄(SNCF)は「目撃証言によると、踏切は正常に作動していた」としている。(c)AFP