【12月13日 AFP】都内にある羽田空港(Haneda Airport)で12日、手荷物の運搬支援から通訳補助まで、さまざまな業務に対応できる新たなロボット7体がお披露目された。

 フワフワの毛で覆われた猫をイメージした外観のロボット「ロボコット(Robocot)」は、4か国語の同時通訳機能を備えており、利用客がマイクに話しかけると、すぐに翻訳結果を画面に表示する。

 白くて小さな人型ロボット「cinnamon(シナモン)」は、人工知能(AI)システムを通じて利用客と会話し案内する。

 さらには、空港内で利用客にお供し、手荷物を運ぶことができるロボットも披露された。

 日本空港ビルデング(Japan Airport Terminal)の倉富裕(Yutaka Kuratomi)さんは、2020年までにターミナルの至るところにロボットが配置され、利用客とロボットとのコミュニケーションが当たり前となっていることを期待しているという。

 東京では2020年に五輪が開催されることになっており、急増する外国人訪日客への対応を進める羽田空港は、スタッフ不足の穴をロボットが埋めることを期待している。

 羽田空港では1月9日から1か月間、これらのロボットの実証実験が行われることになっている。(c)AFP