【12月6日 AFP】韓国の文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-In)大統領は13日から4日間の日程で中国を訪問する。青瓦台(Blue House、大統領府)が6日、明らかにした。習近平(Xi Jinping)国家主席と首脳会談を行い、「北朝鮮の核問題を平和的に解決する方法」について協議するという。

 文大統領の中国訪問は5月の就任以来初となる。韓国が米国の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」を配備したことでぎくしゃくしている中韓関係の改善を目指す。

 北朝鮮は先に、国連(UN)による一連の制裁にもかからわず大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を行い、その後、米全土を射程内に収めて核保有国となったと主張している。

 北朝鮮による核とミサイルの脅威の高まりにより朝鮮半島情勢が緊迫化する中、米国は中国に対し北朝鮮にさらに厳しい態度を取るよう圧力をかけている。(c)AFP