バルサ指揮官、退団示唆マスケラーノに言及「今も頼りにしている」
このニュースをシェア
【12月5日 AFP】スペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)のエルネスト・バルベルデ(Ernesto Valverde)監督は4日、出場機会の減少を理由に来年1月での退団を示唆したハビエル・マスケラーノ(Javier Mascherano)について「今も彼を頼りにしている」と語った。
バルセロナは現在、2日のセルタ(Celta de Vigo)戦でサムエル・ウムティティ(Samuel Umtiti)がハムストリングを負傷し、2か月の離脱が決まっただけでなく、同選手からジェラール・ピケ(Gerard Pique)の相棒としてのポジションを奪われたマスケラーノ自身もハムストリングのけがで戦線離脱中とCBの故障者が相次いでいる。
バルベルデ監督は、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)のスポルティング・リスボン(Sporting Lisbon)戦を5日に控えた会見で、「マスケラーノはうちの選手であり、われわれは今も彼を頼りにしている。彼ができるだけ早く回復することを願っているし、大いに信頼している」と述べた。
マスケラーノは前週、今季の出場時間が少ないことを理由に8年間を過ごしたバルセロナを退団する可能性をほのめかしており、ESPNデポルテス(ESPN Deportes)に対して「こうした長い期間を経て、自分がこのクラブの将来において、もっと多くの試合に出られる余地がないことは明らかだ」と語っていた。
「悲観して話しているわけではなく、その逆だ。自分はこのクラブで最高に素晴らしいキャリアを過ごしている。自分は引き際をわきまえるタイプの人間なんだ」
しかしながら、ウムティティの離脱によって、マスケラーノは今月23日のレアル・マドリード(Real Madrid)戦で先発メンバー入りが予想されているだけでなく、バルベルデ監督は来年1月にセンターバックを補強する可能性についても再考している様子で、「考え直す時間はある。サム(ウムティティ)のけがは長引くが、1月には戻ってくるだろう。故障者が出ると戦略を変更することになるが、現時点では今の戦力で満足している」と述べた。
バルセロナは欧州チャンピオンズリーグでグループDの首位通過をすでに決めており、本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)でのスポルティング・リスボン戦では、メンバーを大幅に入れ替えるとみられる。(c)AFP