【11月24日 AFP】(更新、写真追加)ジンバブエで24日、ロバート・ムガベ(Robert Mugabe)前大統領の後任として、前副大統領のエマーソン・ムナンガグワ(Emmerson Mnangagwa)氏が大統領に就任した。

 就任式は首都ハラレ郊外の国立競技場で行われ、満員の観衆が歓声を上げた。

 最高裁判所長官の前で就任宣誓を行ったムナンガグワ氏は、歓喜に沸く市民数万人が見守る中、「ジンバブエ共和国の大統領として国に忠誠を誓い、ジンバブエの憲法とその他全ての法律に従い、支持し、擁護することを誓う」と述べた。

 ムナンガグワ氏は就任演説で、「建国の父たちの中で唯一存命している同志、ロバート・ガブリエル・ムガベ氏にこの場で敬意を表させてほしい」と述べ、ムガベ氏を国父として称賛。「建国において果たしたムガベ氏の多大な貢献を、皆で認め感謝しようではないか」と述べた。

 一方でムガベ氏が断行した土地改革について、土地を接収された農民たちに補償を行う考えを示した。(c)AFP