【11月24日 AFP】米軍が、来月行われる韓国との合同軍事演習にステルス戦闘機「F22ラプター(Raptor)」6機を派遣することが24日、報道で明らかになった。核・ミサイル開発を進める北朝鮮をけん制する狙いがあるものとみられている。

 地元メディアの報道によると、沖縄の基地に配備されているF22戦闘機6機が来月4日から5日間の日程で行われる米韓軍事演習「「ビジラントエース(Vigilant Ace)」のため、韓国に派遣されるという。

 ただ韓国空軍の報道官は、演習に参加するF22の機体数について明確にせず、米空軍の報道官も詳細を明らかにすることを拒否している。

 ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は今月行われたアジア歴訪終了後、核開発を進める北朝鮮に対し「最大限の圧力」を加える国際的な取り組みを進めていくと明言しており、今回の動きはこれに沿ったものとみられている。

 今月上旬には米軍のB1B「ランサー(Lancer)」戦略爆撃機2機が、韓国周辺で日本の自衛隊機、韓国軍機それぞれと共同飛行訓練を行っている。(c)AFP