【10月22日 AFP】タイの首都バンコク(Bangkok)で21日、昨年死去したプミポン・アドゥンヤデート(Bhumibol Adulyadej)前国王の葬儀の最終リハーサルが行われ、金色の馬車や馬、鮮やかな制服に身を包んだ兵士らが行進した。「タイの魂」として知られるプミポン前国王にささげるために、葬儀の準備は細心の注意を払って進められている。

 タイの立憲君主制を支える仏教の儀式、王室の儀礼、社会的階級にのっとって進められる精巧な葬儀は、70年間の在位でタイ国民の団結の象徴とみなされていた前国王にふさわしいものになるだろう。

 葬儀は25日から5日間の日程で、大規模なパレードや文化的パフォーマンス、仏教の式典などが王宮(グランドパレス、Grand Palace)前に建設されたきらびやかな火葬施設を中心に執り行われる。(c)AFP/Sally MAIRS