【10月19日 AFP】フランスを代表する名女優、ダニエル・ダリュー(Danielle Darrieux)さんが17日、首都パリ(Paris)郊外の自宅で死去していたことが分かった。100歳だった。ダリューさんのパートナーが19日、明らかにした。ダリューさんは99歳まで女優活動を続けていたが、つい最近転倒し、体調を崩していたという。

 ダリューさんは1938年の米ハリウッド(Hollywood)作品『巴里(パリ)の評判娘(The Rage of Paris)』でダグラス・フェアバンクス・ジュニア(Douglas Fairbanks Jr)の相手役を務め、色気を含んだ美貌とすねたような表情を見せて一躍世界にその名をはせた。

 14歳で銀幕デビューして以来、140作品を超える映画やテレビドラマに出演。ジャック・ドゥミ(Jacques Demy)監督作品の常連としても知られ、『ロシュフォールの恋人たち(Les Demoiselles de Rochefort)』も代表作の一つ。

 2007年にはアニメ作品『ペルセポリス(Persepolis)』に声優として出演し、主人公の祖母役を務めた。(c)AFP