【10月18日 AFP】長年にわたって性的暴行やレイプをしていた疑惑が大きな問題となっている米ハリウッド(Hollywood)の大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタイン(Harvey Weinstein)氏が17日、自身が共同で立ち上げた映画会社ワインスタイン・カンパニー(The Weinstein Company)の取締役を辞任した。米娯楽誌バラエティ(Variety)が報じた。

 同誌によると、ワインスタイン氏は8日、同社を解雇されたが、株式の22%を保有しており、取締役会に名を連ねていた。

 マンハッタン(Manhattan)で行われたワインスタイン氏の辞任についての会議に出席した同氏の弁護士の一人はコメントを拒否した。

 ワインスタイン・カンパニーの共同設立者の一人でワインスタイン氏の弟のボブ・ワインスタイン(Bob Weinstein)氏は先週、同社を売却しないと発言していたが、バラエティ誌によると、売却を模索する他の取締役との間には緊張があるようにみられるという。

 ワインスタイン氏に関する疑惑が明るみに出て以来、米女優のグウィネス・パルトロー(Gwyneth Paltrow)さん、アンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie)さん、ミラ・ソルヴィノ(Mira Sorvino)さんら約40人の女優がセクハラを受けたと告白している。

 17日にはドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ(Game of Thrones)」に出演した女優レナ・ヘディ(Lena Headey)さんも、ベネチア国際映画祭(Venice International Film Festival)やロサンゼルス(Los Angeles)で同様の経験をしたと明かしている。(c)AFP