【10月7日 AFP】テニス、中国オープン（China Open 2017）は6日、男子シングルス準々決勝が行われ、アンドレイ・ルブレフ（Andrey Rublev、ロシア）を6-2、6-3で退けた大会第2シードのアレクサンダー・ズベレフ（Alexander Zverev）が、英ロンドン（London）で開催される今季のATPワールドツアー・ファイナル（ATP World Tour Finals 2017）出場権を獲得した。

　現在20歳のズベレフは、すでに出場を決めているラファエル・ナダル（Rafael Nadal、スペイン）とロジャー・フェデラー（Roger Federer、スイス）に続いて男子の上位選手だけがプレーできる今年のツアーファイナルの切符を手に入れ、2008年のファン・マルティン・デルポトロ（Juan Martin Del Potro、アルゼンチン）以来の最年少出場者となった。

　今季の大躍進で世界ランク4位まで上り詰めているズベレフは、「ロンドンで行われる最高峰のステージに出場できるのは、どの選手にとっても最高なことだ。すべての選手にとって本当に栄誉だよ。年間でたった1～2週間のことだけでなく、一年を通して自分が最も優れた選手の一人であることが示されるからね。それは特別なことだし、自分やほかの選手にとっても最高の成果だ」とコメントした。

　今季自身6度目のタイトル獲得を目指すズベレフは、7日の準決勝で予測不可能なタイプでありながらも才能に恵まれた同じ若手有望株のニック・キリオス（Nick Kyrgios、オーストラリア）と対戦する。

　来月12日に開幕する今年のツアーファイナルは、まだ5つの椅子が空席の状況となっている。(c)AFP