【10月3日 AFP】男子テニス、楽天ジャパンオープン(Rakuten Japan Open Tennis Championships 2017)は2日、シングルス1回戦が行われ、大会第1シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)は6-3、6-2で予選勝者のステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)に快勝し、2回戦へ駒を進めた。

 今年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)では、決勝でロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)に敗れたものの準優勝に輝いたチリッチは、自身に合った球足の速いハードコートのサーフェスを生かし、強力なサーブを武器に世界ランキングで110下回るチチパスを圧倒した。

 シーズン最終戦のATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2017)出場へ向けて足場を固めようとしている世界5位のチリッチは試合後、「彼(チチパス)は良い選手。男子テニス界における将来のスターだ。きょうもベストのレベルとリズムでプレーさせてくれなかった」と対戦相手をたたえた上で、「最後は自分のサーブとプレーに満足できた」と語った。

 この日行われたその他の試合では、第5シードのケビン・アンダーソン(Kevin Anderson、南アフリカ)が6-2、7-6(8-6)でジル・シモン(Gilles Simon、フランス)を退けた。

 全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2017)準優勝者のアンダーソンは次戦、米国のライアン・ハリソン(Ryan Harrison)と対戦する。ハリソンは同日、予選を勝ち上がった10代の高橋悠介(Yusuke Takahashi)に6-4、4-6、6-4でフルセット勝ちを収めた。(c)AFP