【10月2日 AFP】男子テニス、成都オープン(Chengdu Open 2017)は1日、シングルス決勝が行われ、マルコス・バグダティス(Marcos Baghdatis、キプロス)が背中のけいれんで途中棄権したことを受け、デニス・イストミン(Denis Istomin、ウズベキスタン)が優勝を飾った。

 理学療法士による治療を受けて最初の数ゲームを戦ったバグダティスは、第1セット2-3とリードされた場面でプレー続行不可能となりセンターコートに倒れ込むと、周囲の助けを受けてベンチへ戻り、タオルで顔を覆った。

 途中棄権という結果に終わりながらも、トップ100復帰が決まったバグダティスは、「今週はずっと背中に少し痛みを感じていたが、昨夜の試合後にけいれんがあった」とすると、「今朝起きたときも同じような感じで、ウオームアップの後に状態が悪化した」と説明した。

 一方、キャリア2勝目を挙げ、世界ランキングも78位から53位まで上昇することが見込まれている31歳のイストミンは、「もちろん優勝したかったが、このような形は望んでいなかった。彼の状態が良くなり、残りのシーズンも大丈夫であることを願っている」と話した。(c)AFP