【9月25日 AFP】オーストリア・アルプス(Alps)で23日、高地を走行中の観光バスの運転手が倒れてしまう出来事があり、乗り合わせた65歳のフランス人が機転をきかせてブレーキを踏み、間一髪のところで峡谷への転落を免れた。地元警察が24日、明らかにした。

 現場はオーストリア西部のシュバーツ(Schwaz)近郊で、バスにはフランス人観光客21人が乗っていた。

 車体の一部は道路のガードレールに乗り上げ、高さ100メートルの崖から転落する寸前だった。

 警察当局は、「間一髪で大惨事を免れた」と述べ、乗客が素早い対応でバスを止めたことは「信じられない幸運だ」と強調した。この事故で9人が入院した。(c)AFP