【9月24日 AFP】サウジアラビア軍は23日、イエメンの武装勢力がサウジ南部に向けて発射した弾道ミサイルを迎撃した。イエメンでイスラム教シーア派(Shiite)系反政府武装組織「フーシ派(Huthi)」の掃討作戦を展開するサウジアラビア主導のアラブ連合軍が明らかにした。

 国営サウジ通信(SPA)がアラブ連合軍の情報として伝えたところによると、イエメンからサウジアラビア南部ハミースムシャイト(Khamis Mushait)に向けて弾道ミサイルが発射されたが、サウジアラビア王立空軍がこれを迎撃。負傷者や建物などの損壊もなく、連合軍はミサイル発射地点を攻撃したという。

 ハミースムシャイトにはイエメンでイスラム教シーア派(Shiite)系武装組織フーシ派(Huthi)の掃討作戦を展開するアラブ連合軍の空軍基地がある。

 23日はサウジアラビア王国が成立した記念日で、国内各地で音楽会や伝統舞踊、花火などの祭事が催されていた。

 アラブ連合軍がフーシ派掃討でイエメンに軍事介入し空爆を開始して以来、サウジ南部の国境付近では時折、弾道ミサイルによる攻撃があるほか、短距離ロケットによる攻撃が頻発している。(c)AFP