【9月23日 AFP】ハリケーン「マリア(Maria)」の直撃を受けたカリブ海(Carribean Sea)の米自治領プエルトリコ(Puerto Rico)では危険な洪水が発生しており、緊急救助隊は22日、自宅で孤立した住民の救助活動を急いだ。マリアによるカリブ海諸島での死者は33人に増加した。

 プエルトリコではマリアの上陸により島内の電力と通信のインフラが破壊されており、リカルド・ロセジョ(Ricardo Rossello)知事は過去100年で最も破壊的な嵐だと述べている。

 ロセジョ知事は米CNNテレビに対し、「島内の一部地域では通信手段がなく、今入っている情報としては、現時点での死者数は13人前後だ」と述べた。このほかカリブ海地域ではドミニカで15人、ハイチで3人、仏海外県グアドループ(Guadeloupe)で2人が死亡している。

 プエルトリコでは現在も雨が降っており、米国立ハリケーンセンター(NHC)によると一部地域ではマリアによる降雨量が40インチ(約1020ミリ)に達する恐れもある。ロセジョ知事は、豪雨により危険な土砂崩れが発生する恐れがあると警告した。

 プエルトリコの送配電網はマリアにより破壊されており、地元電気局は電力の完全復旧には数か月間を要する可能性があるとしている。(c)AFP/Hector RETAMAL and Edgardo RODRIGUEZ