【8月14日 AFP】イタリア北東部トレンティノ・アルトアディジェ(Trentino Alto Adige)州で、散歩中の女性を襲った雌のヒグマ1頭が森林警備隊に射殺された。現地メディアが13日に報じた。

 報道によると、このヒグマが女性を襲ったのは先月。2015年にも観光客1人を襲った個体とみられる。

 州知事はヒグマの射殺について、観光客でにぎわうこの時期に安全を確保するため「絶対に必要不可欠」な措置だったと強調している。

 イタリア北部では1990年代に森林地帯にヒグマが再導入され、現在は約50頭が生息しているとみられる。(c)AFP