【8月6日 AFP】スペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が、同国内での税金問題を受け、法廷で「イングランドへ戻りたい」と語っていたことが明らかになった。同国のラジオ局カデナ・セル(Cadena Ser)が5日、報じた。

 英領バージン諸島(Virgin Islands)やアイルランドのペーパー会社を通じ、自身の肖像権収入1470万ユーロ(約18億円、当時)を脱税した罪で起訴されたロナウドは、証言のために7月31日に出廷していた。

 しかしながらロナウドは、2009年にレアルへ移籍した際に自身の肖像権を管理するために「特別な仕組み」を講じたわけではなく、2004年のマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)加入時から同じ方法をとってきたと語っている。

 このシステムは、ユナイテッドから紹介されたスポーツ弁護士のクリス・ファーネル(Chris Farnell)氏の助言を受けたものだったという。

 ロナウドは法廷で「クリスは、どのサッカー選手もしていることだと言っていた。例外にはなりたくなかった。ピッチの上では常に例外でありたいけれど、ピッチ外ではみんなと同じでありたい」と証言している。

 スペイン財務省技術組合(Gestha)によると、仮にロナウドが有罪となれば、最高で懲役3年6月、最低でも2800万ユーロ(約36億円)の罰金が科される可能性がある。

 ロナウドは6日、6月の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)制覇以来にチームに合流し、トレーニングを行うことになっている。(c)AFP