【7月25日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は24日、ジェフ・セッションズ(Jeff Sessions)司法長官は「追い詰められた」とツイッター(Twitter)に書き込み、昨年の米大統領選に対するロシアの干渉疑惑の捜査に関与しない同長官への批判をさらにエスカレートさせた。交代人事の地ならしをしているとの観測が強まっている。

 米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)は24日、複数の関係筋の話として、トランプ氏と顧問らが実際にセッションズ氏を交代させる可能性を検討していると報じた。

 これに先立ち、トランプ氏は大統領選で争った民主党のヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)元国務長官の私用メール問題などに絡めて、「(議会の)委員会や捜査官、追い詰められたA.G(司法長官)は、なぜいかさまヒラリーの犯罪やロシアとの関係を調査しないんだ?」とツイートした。

 トランプ氏は先週もセッションズ氏を公然と非難。大統領選での自身の陣営とロシアの共謀疑惑に対する捜査のペースが上がるなか、セッションズ氏に対する怒りのトーンを強めている。(c)AFP