【7月24日 AFP】(更新)ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の娘婿であるジャレッド・クシュナー(Jared Kushner)上級顧問は24日、昨年の大統領選期間中に複数のロシア当局者と4度接触したと明らかにした。その一方で、トランプ氏の勝利を後押しするような共謀行為はなかったと否定した。米メディアが報じた。

 米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)によると、クシュナー氏は上院情報特別委員会(Senate Intelligence Committee)に出席する数時間前に声明を発表し、ロシアのセルゲイ・キスリャク(Sergey Kislyak)駐米大使やその他の当局者らと接触したと述べた。だが一方で、大統領選で外国政府との連絡役を担うという通常の職務だったと説明している。

 またこの声明で同氏は「どの外国政府とも共謀を行っておらず、また大統領選で他に共謀を働いたという人物も知らない」と明言。「不適切な接触は行っていない」と強調し、「民間部門での私の事業活動への融資について、ロシアの資金を頼ったことはない」と断言した。(c)AFP