【7月12日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は11日、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)からコロンビア代表のハメス・ロドリゲス(James Rodriguez)を2年の期限付き移籍で獲得した。

 契約は2019年6月30日までで、バイエルンには買い取りオプションがついている。

 バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲ(Karl-Heinz Rummenigge)社長は、「この移籍を完了させることができて非常にうれしい。ハメス・ロドリゲスの獲得は、レアルでともに成功を収めたカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督にとって最大の願いだった。ハメスは多才な選手だ。自ら得点も取り、多くのゴールをお膳立てしてきた。セットプレーも一級品だ。この移籍でチームの質がさらに高くなることは間違いない」とコメントしている。

 ロドリゲスの加入で、スターぞろいのメンバーの一部は退団する恐れもある。ドウグラス・コスタ(Douglas Costa)はユベントス(Juventus)と移籍交渉しており、ヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)から加入したばかりのサージ・ナブリー(Serge Gnabry)は、経験を積むためにローン移籍を求めている。

 2014年のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)で6得点を挙げる活躍を見せたロドリゲスは、同年7月にレアルに加入。アンチェロッティ監督の下で14-15シーズンは46試合に出場し、17得点18アシストを記録した。

 しかしながら、ジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督就任後はチーム内で苦しみ、昨季はリーグ戦で13試合に先発出場。ベンチスタートは9試合だった。(c)AFP