【7月5日 AFPBB News】 ビルがそびえる都会の空を羽ばたくケープペンギン——。思わず目を疑うような光景が、東京都豊島区の「サンシャイン水族館(Sunshine Aquarium)」で繰り広げられている。

 同館は12日より、屋外に展示水槽「天空のペンギン」など5施設を新設。5日の内覧会では、訪れた多くのカメラマンが、「空飛ぶペンギン」たちに夢中でシャッターを切っていた。

 地上から約40メートルの高さにある屋外エリア「マリンガーデン」では、頭上に大きく張り出した水槽のほか、ケープペンギンの生息地である南アフリカ沿岸部の草原をイメージした施設などで55羽のペンギンを展示。モモイロペリカンが行き交う水路やカワウソ舎も新設され、給餌の様子も至近距離で観察できる。

 展示を手がけた水族館プロデューサーの中村元(Hajime Nakamura)さんは、「屋上が特徴なので、空を水中に(見立てて)使おうと思った。空に向かって飛ぼうとするペンギンをぜひ見つけて」と話している。(c)AFPBB News