【7月5日 AFP】男子ゴルフ欧州ツアー、アイルランド・オープン(Irish Open 2017)の開幕を6日に控え、大会ホストのロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)は同組となった世界ランク2位の松山英樹(Hideki Matsuyama)を称賛した。

 全米オープン選手権(2017 US Open Championship)で2位タイに入った松山は、今大会の世界ランク最高位となっている。マキロイは、松山、そして先週のトラベラーズ選手権(Travelers Championship 2017)で劇的勝利を収めたジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)に抜かれ、同4位で大会を迎える。

 日本人選手として史上最高位つける松山は、賞金総額700万ドル(約7億9000万円)の今大会は初参戦。アイルランド島(Island of Ireland)への上陸も初めてとなっている。

 大会の広告やポスターに松山が起用されていないことは奇妙だが、このことは大会ホストのマキロイが松山への敬意を欠いていることを意味しているわけではない。

 松山についてマキロイは、「昨年や今年だけでなく、ここ数年で彼が成し遂げてきたことを振り返れば、彼がいかに素晴らしい仕事をしているか分かる」とコメントしている。

「彼は本物のハードワーカーで、練習場に行けば彼はいつもそこにいる。グリーンのパッティング練習でも同じさ。彼は勤勉でとても懸命に取り組んでいる」

「ヒデキのことで好きなのはそのアグレッシブさもある。彼のショットを何本か見るだけで分かるよ。彼は競技のすべての面で強く、とても印象的だ」

「私は日本語を話せないが、彼が第146回全英オープン(The 146th Open Championship)の前にリンクスでプレーすることに関心を示していると耳にした。そして彼のマネジメントチームとコンタクトを取ってポートスチュワート(Portstewart)で戦ってほしい、彼をトーナメントに連れてくるためならどんなことでもするよと伝えたんだ」

「彼は今、世界で2番目の選手で、数週間前には全米オープンを制する目前だった。エリンヒルズ(Erin Hills、全米オープンの会場)では彼が優勝争いに絡んできたとき、現メジャー王者をアイルランド・オープンに送り込むことができれば最高だから、彼のことをある意味で応援していたよ」

 大会連覇を果たしたウェイスト・マネジメント・フェニックス・オープン(Waste Management Phoenix Open 2017)をはじめ、PGAツアーで4勝を挙げている松山は、アイルランド・オープンの初日と2日目にマキロイ、世界ランク11位のジョン・ラーム(Jon Rahm、スペイン)とラウンドをともにする。(c)AFP/Bernie McGuire