【6月3日 AFP】米国のシカゴ植物園(Chicago Botanic Garden)で今週、自然界で最大で、最も珍しく、最も臭いにおいを放つとされる花が2本同時に開花した。

 高さ約2メートル、「死体花」としても知られる世界最大の花、ショクダイオオコンニャク(別名:スマトラオオコンニャク、Amorphophallus titanum)の開花を見られるのは珍しいことだが、2本同時に開花したのを見られるのは極めて珍しく、今週、大勢の人が同植物園を訪れた。

 ショクダイオオコンニャクは、花粉を運ぶ甲虫やハエを引き付けるために、腐った肉のような臭いを放つ。

 インドネシアのスマトラ(Sumatra)島が唯一の原産地であるショクダイオオコンニャクは、森林伐採の脅威にさらされ、世界の植物園が栽培と保護に努めている。

 開花は約10年に1度とされ、開花後の寿命は1日ほど。(c)AFP