【6月2日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2017)は1日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)がファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)とのライバル対決へ駒を進めた。

 前回大会ファイナリストで世界ランク1位のマレーは、マーティン・クリザン(Martin Klizan、スロバキア)に1セットを失いながらも6-7(3-7)、6-2、6-2、7-6(7-3)で勝利。一方、5年ぶりの全仏出場となったデルポトロは、対戦相手のニコラス・アルマグロ(Nicolas Almagro、スペイン)が膝のけがで途中棄権をしたことで3回戦進出を決めた。

 コート・スザンヌ・ランラン(Court Suzanne Lenglen)で行われた一戦では、一か八かのテニスを披露した世界50位のクリザンが、57本のウイナーを放ちながらも67本のアンフォーストエラーを犯し、マレーを攻略することはできなかった。

 3回戦の対戦相手となる世界30位のデルポトロに対し、マレーは2016年リオデジャネイロ五輪決勝でマラソンマッチを制しているが、続く国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2016)準決勝では逆転でフルセット負けを喫している。

 マレーは3日に行われる試合へ向け「タフな試合になるだろう。ファン・マルティンは彼のランキングよりはるかに良いプレーをしている」と気を引き締めた。

 一方、2015年大会王者で第3シードのスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)は6-4、7-6(7-5)、7-5でアレクサンドル・ドルゴポロフ(Alexandr Dolgopolov、ウクライナ)を退け、ファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)との3回戦に駒を進めている。(c)AFP/Dave JAMES