【6月1日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)前米大統領とミシェル・オバマ(Michelle Obama)夫人が、米首都ワシントン(Washington D.C.)に借りていた邸宅を購入したことが明らかとなった。米誌ワシントン・ポスト(Washington Post)が報じた。購入金額は810万ドル(約9億円)という。

 先月31日付のワシントン・ポストによると、オバマ夫妻はワシントン随一の高級住宅街、カロラマ(Kalorama)地区に今年1月から借りていた住宅を購入した。一家はオバマ氏の大統領退任後も次女サーシャ(Sasha Obama)さんが高校を卒業する2018年までワシントンにとどまる意向を示していた。

 寝室8室を備えたオバマ一家の邸宅の近所には、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の長女で大統領補佐官のイヴァンカ・トランプ(Ivanka Trump)氏と夫のジャレッド・クシュナー(Jared Kushner)大統領上級顧問の自宅もある。

 カロラマ地区には他にもレックス・ティラーソン(Rex Tillerson)米国務長官や、インターネット通販最大手の米アマゾン・ドットコム(Amazon.com)創業者でワシントン・ポストのオーナーでもあるジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)氏なども住んでいる。

 オバマ氏の広報担当者ケビン・ルイス(Kevin Lewis)氏はワシントン・ポストに対し、「この先少なくとも2年半ワシントンにいることを考えれば、夫妻にとっては住宅を借り続けるよりも購入する方が理に適っていた」と語っている。(c)AFP