【6月1日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領のツイッター(Twitter)投稿がまた、インターネット上で注目を浴びている。今回は自ら創作したとみられる奇妙な単語“covfefe”を投稿し、世界中のネットユーザーの頭をひねらせている。

 トランプ氏は31日未明、「Despite the constant negative press covfefe(連日の否定的なメディアcovfefeにもかかわらず)」という短いコメントを投稿。

 この“covfefe”という単語、何かの頭文字でつくった略語なのか、あるいは秘密のメッセージなのか、はたまた単なるタイプミスなのか──。ツイッターでは世界中のユーザーから辛辣(しんらつ)な皮肉を込めた投稿が相次ぎ、「#covfefe」というハッシュタグがすぐさまトレンドのトップに躍り出た。

 あるユーザーは、グーグル(Google)の翻訳サービスでロシア語を英語に訳したらcovfefeは「私は辞職する」という意味になったとするジョーク画像を投稿。また、トランプ氏が大統領選挙で掲げた「(米政府の)汚泥を一掃する(Drain the swamp)」との公約をもじり“Drain the covfefe”との投稿や、大統領報道官の名前を使って「covfefeは素晴らしい単語だ、以上! ──ショーン・スパイサー(Sean Spicer)の明日の発言」との投稿もあった。

 さらに、英リージェンツ大学ロンドン(Regent's University London)英語センターは混乱を避けようと「英語学習者の皆さん、われわれは“covfefe”が英単語ではないと明言できます。今のところは」とツイートした。

 ツイッター上の統計によれば、トランプ氏のツイートはグリニッジ標準時(GMT)午前9時10分(日本時間午後6時10分)の時点で12万回余りリツイートされ、3万9000回シェアされている。

 この謎めいたツイートは投稿から5時間余りで削除された。直後にトランプ氏は自ら解読ゲームに参加。「“covfefe”の真の意味を突き止められる人はいるかな??? 楽しんで!」とツイートし、同氏には珍しい自虐的なユーモアを披露した。(c)AFP