【5月25日 AFP】エルサレム(Jerusalem)の旧市街(Old City)で24日、イスラエルが第3次中東戦争(Six-Day War)で旧市街を含む東エルサレムを占領してから50年を迎えるのを記念し、イスラエル人が数万人規模のパレードを行った。占領に反対する平和活動家やパレスチナ人は抗議活動を繰り広げた。

 この日はエルサレムの「再統合」を記念する祝日「エルサレムの日(Jerusalem Day)」に当たる。記念行事は毎年行われているが、今年の参加者は警察の推定で6万人余りと、例年の3万~4万人を大幅に上回った。

 参加者はユダヤ教の聖地である「嘆きの壁(Western Wall)」まで練り歩いた。

 数百人の平和活動家らは、東エルサレムのアラブ人居住区を通る「憎しみの行進」だと非難して抗議デモを行った。

「嘆きの壁」がある高台をユダヤ人は「神殿の丘(Temple Mount)」と呼ぶが、ここにはイスラム教の第3の聖地であるイスラム寺院「アルアクサ・モスク(Al-Aqsa Mosque)」もあり、イスラエルとパレスチナの対立の根源となっている。(c)AFP/Joseph DYKE