【4月22日 AFP】(更新、写真追加)アフガニスタン北部マザリシャリフ(Mazar-i-Sharif)近郊にある陸軍基地が21日、軍の制服を着用した旧支配勢力タリバン(Taliban)の戦闘員に襲撃され、これまでに兵士100人以上が死傷した。同国国防省が22日発表した。

 襲撃は数時間続き、基地内のモスク(イスラム教礼拝所)や食事をする施設などにいた兵士たちが標的とされた。襲撃犯のうち2人は自爆し、7人が射殺された。

 襲撃の際、基地にいたある軍幹部はAFPに対し「150人の兵士が死傷した。訓練のために基地に来ていた若い新兵たちだった」と語った。これに先立ち米軍の報道官は、アフガニスタン軍の兵士「50人以上」が殺害されたと述べていた。

 タリバンは声明を発表し今回の犯行を認めた。今年は戦闘の休止期間が短かったタリバンは現在、毎年行っている春の攻勢へ向けた準備を進めている。(c)AFP