【4月9日 AFP】(更新)エジプト保健省によると、同国北部アレクサンドリア(Alexandria)にある、キリスト教の一派コプト教の教会で9日、爆発があり、少なくとも11人が死亡、35人が負傷した。この爆発の数時間前、同じ北部の都市タンタ(Tanta)では、キリスト教の一派コプト教の教会で爆発があり、当局によると20人以上が死亡している。

 保健省の声明によると、爆発があったのアレクサンドリアにあるコプト教の聖マルコ教会(Saint Mark's Church)で、同省はこれに先立ち不審な装置の爆発により死傷者が出たと述べている。

 教会では同日、イエス・キリスト(Jesus Christ)のエルサレム入城を記念する「パームサンデー(枝の主日)」の礼拝が行われていた。礼拝にはコプト教皇タワドロス2世(Tawadros II)も出席していたが、爆発が起きる前に教会を後にしていたという。(c)AFP