【3月20日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2017)の男子シングルスで優勝を果たしたロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は試合後、「またもおとぎ話のような一週間になった」と大会を振り返った。

 1月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)で四大大会(グランドスラム)通算18勝目を挙げていたフェデラーは、19日に行われた決勝で同胞のスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka)を6-4、7-5で撃破した。

 スイス対決を制した35歳のフェデラーは、2004年のウェスタン&サザンオープン(Western and Southern Open)を34歳で制したアンドレ・アガシ(Andre Agassi)氏を抜き、史上最年長でマスターズ優勝を果たした選手になるとともに、BNPパリバ・オープンでの優勝回数を最多の5とした。

 昨年の同大会はけがで欠場を余儀なくされていたフェデラーは、「またもおとぎ話のような一週間になった」としたうえで、「オーストラリアほどは驚いていないが、それでも自分のプレーや倒した選手、そしてここで再び優勝できたのは、大きな大きな驚きだ」と語った。

「これ以上うれしいことはない。私にとっては、本当に大きな一年のスタートが切れている。去年は一つもタイトルが獲得できなかった。多分、ブリスベン国際(Brisbane International 2016)を除いて決勝には進めなかったと思う。この変化は劇的だし、気分は最高だ」

 世界10位のフェデラーはまた、「夢のようなスタートの後で、目標は明らかに変わってきている」 と話し、非常に素早い復帰のプロセスを歩んでいることで、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)終了時までに世界ランクを8位にまで戻すという全豪前に立てた目標を見直す必要があると述べた。(c)AFP/Rebecca BRYAN