【2月24日 AFP】米グーグル(Google)の持ち株会社アルファベット(Alphabet)は23日、自動運転車の開発を行う傘下ウェイモ(Waymo)の技術を不正に入手したとして、米配車アプリ大手ウーバー・テクノロジーズ(Uber Technologies)と傘下の自動運転トラック開発会社オットー(Otto)を提訴した。

 アルファベットはサンフランシスコ(San Francisco)の連邦裁判所に提出した訴状で「オットーとウーバーはウェイモの知的財産を入手し、独自の技術開発により発生するリスク、時間、資金を回避した」と述べている。

 アルファベットは、ウェイモで管理職にあった社員が後にオットーとなる競合会社を立ち上げるために退職した際に、技術データを持ち出したと主張している。

 ウーバーの広報担当者はAFPの取材に「オットーとウーバーの社員に対する申し立てを真摯(しんし)に受け止め、本件について慎重に検討する」とメールで回答した。(c)AFP