【2月21日 AFP】2004年12月に多数の犠牲者を出したインド洋大津波の生存者で、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)の支援を受けるマルトゥニス(Martunis)が21日、膝の故障を理由として、キャリアの中断を余儀なくされたとAFPに明かした。

 現在19歳で、時にはロナウドの「養子」とも呼ばれるマルトゥニスは、インドネシアのジャワ(Java)島を拠点とするサッカークラブPS TNIを退団し、故郷であるスマトラ(Sumatra)島北部アチェ(Aceh)州に戻ると語った。

 2004年にアチェ州を襲った大津波の数日後、当時7歳だったマルトゥニスは、ポルトガル代表のユニホームを着た状態で、ビーチに一人でいたところを保護された。マグニチュード(M)9.1の巨大断層地震により壊滅的な被害を出した災害で、母親と兄弟を失った少年のニュースはロナウドにも伝わり、両者は2005年に同州で初対面を果たした。

 2人はそれ以降も数回にわたって交流を深め、マルトゥニスは2015年、ロナウドがキャリアをスタートさせたポルトガル1部リーグのスポルティング・リスボン(Sporting Lisbon)が持つアカデミー(下部組織)に加入。昨年、母国インドネシアに帰国すると、同国主要リーグに所属するPS TNIのU-21に入団していた。

 しかし、同年12月にけがをしたマルトゥニスは、AFPに対し「当分は軽い運動しかできない」と明かすと、自身のフェイスブック(Facebook)ページ上では、「膝を回復させ、仮に万事が通常になったときにはサッカーに復帰できるよう、アチェ州に帰ることにした」とつづっている。 (c)AFP