【2月19日 AFP】男子テニス、ABNアムロ世界テニストーナメント(ABN AMRO World Tennis Tournament 2017)は18日、シングルス準決勝が行われ、大会第6シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga、フランス)は6-3、6-4で第4シードのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)に勝利し、キャリア400勝目を挙げた。

 自身2回目の同大会決勝進出を果たしたツォンガは、優勝を逃した6年前の借りを返すべく、ダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)との初優勝をかけた戦いに挑む。

 2014年大会王者で2015年大会ファイナリスト、さらにこの大会でベスト4入り4回の実績を誇るベルディハをまったく寄せ付けずに勝利を収めたツォンガは「良い試合だった。サービスゲームで安定していて、それでうまく自分のペースで進めることができた。サービスゲームでそういうテニスができているときは、リターンでも少し攻めていける」と語った。

 対ベルディハ戦は先月のカタール・エクソンモービル・オープン(Qatar ExxonMobil Open 2017)でも敗れるなど2連敗を喫し、直接対決でも3勝8敗と負け越していたツォンガだが、今回は10本のエースを決めて一度もブレークポイントを与えずにサービスゲームをキープすると、相手のサービスは2回ブレークし、わずか72分で完勝した。

 今季2回目の準決勝の舞台で好調ぶりをみせ、母国大会を制した2015年のモゼール・オープン(Moselle Open 2015)以来となるツアー勝利を狙うツォンガは「唯一の目標は次の試合に勝つこと。それが重要だ」とコメントしている。

 第3シードのゴフィンは、予選勝者のピエール・ユーグ・エルベール(Pierre-Hugues Herbert、フランス)を6-1、6-3で下して勝ち上がった。前年まで本戦未勝利という状況から、一気に決勝まで躍進したゴフィンは、次週に発表される世界ランキングでトップ10入りすることが決まっている。

 ゴフィンは前週のソフィア・オープン(Garanti Koza Sofia Open 2017)でも決勝に進出しており、2週連続で決勝に駒を進めている。ソフィア・オープンではグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)に敗れて優勝を逃したが、すでに今大会の準々決勝でディミトロフを破り、雪辱を果たしていた。(c)AFP