主審にボール打ち込んだカナダ人選手に罰金80万円、ITF
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【2月7日 AFP】国際テニス連盟(ITF)は6日、男子の国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2017)1回戦の英国戦で、主審にボールを打ち込んだカナダのデニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov)に対して罰金を科した。
17歳のシャポバロフは5日、ホームのオタワ(Ottawa)で行われた一戦でアルノー・ガバ(Arnaud Gabas)主審の目にボールをぶつけて失格となり、英国のカイル・エドモンド(Kyle Edmund)に白星をプレゼントした。この結果、英国が3-2でカナダを下している。
ITFは、ポイントを失った怒りのあまりスタンドに向けて打ち込んだボールが、意図せずガバ主審に当たったというシャポバロフの主張を受け入れ、最大の1万ドル(約110万円)ではなく、7000ドル(約80万円)の罰金を科した。
罰金が科される前にシャポバロフはツイッター(Twitter)に、「この振る舞いを弁解する余地はありません。自分の行動に対して全責任を負います」と声明を投稿した。
「ガバ氏には本当に申し訳ありません。本人にも直接謝罪しました。デ杯のチームメートや、母国を落胆させてしまったことを本当に情けなく思っています」
「テニスファンやサポーター、そしてスポンサーの方々に謝罪します。自分のプロらしからぬ行動を恥じています。自分の振る舞いに対するいかなる結果も受け入れるつもりです」
イスラエル出身のシャポバロフは、失格を言い渡される前までに3-6、4-6、1-2とエドモンドにリードを許していた。
ボールを受けた目が腫れあがり、あざができたため近くの病院に運ばれたガバ主審だったが、深刻なけがはないという。(c)AFP