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ファストフード包装紙、人体に有害か 半分に発がん性疑いの物質

2017年2月2日 14:00 発信地:マイアミ/米国

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ファストフード包装紙、人体に有害か 半分に発がん性疑いの物質
仏ナントでハンバーガーとフライドポテトを食べる少女ら(2012年6月21日撮影、資料写真)。(c)AFP/FRANK PERRY

【2月2日 AFP】ハンバーガーやフライドポテトなどファストフードを提供する際に使用される油をはじく包装紙や容器には、食べ物に染み込む恐れのある化学物質が使われていることが多いとした調査結果を、米国の研究者らが1日、学術誌に発表した。この化学物質が人体にどんな影響を及ぼすかには触れていないが、過去の研究ではがんや甲状腺疾患の発症との関連性が疑われると警鐘を鳴らしている。

 米学術誌「エンバイロメンタル・サイエンス・アンド・テクノロジー・アンド・レター(Environmental Science and Technology Letters)」に掲載された論文によると、全米の27のファストフードチェーンから集めた400余りのサンプルを検査した結果、包装紙のほぼ半分と、フライドポテトやピザなどを入れる紙容器の20%からフッ素化合物の一種、パーフルオロアルキル化合物(PFAS)が検出された。

 フッ素加工は、染みが付きにくいカーペット、汚れがこびりつかない調理器具、アウトドア用に防水性を高めたウエアなどにも活用されている。論文では「テキサス風メキシコ料理や、デザート、パンの包みではフッ素が使われている可能性が最も高い」と指摘している。

 ただ、この論文では、人体が包装紙に含まれるPFASにさらされると具体的にどのような害を受けるのかについては言及していない。その一方で、一部のPFASについては、がん、甲状腺疾患、免疫機能や出生率、生殖能力の低下と関連があると過去の研究で指摘されていると警告している。

 論文の筆頭執筆者である米NPO「サイレント・スプリング・インスティチュート(Silent Spring Institute)」の環境化学者、ローレル・シャイダー(Laurel Schaider)氏は「これらの化学物質(PFAS)はさまざまな健康障害と関連があるので、人々が食品を通じてそれにさらされている可能性があるというのは心配だ」と述べている。(c)AFP

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