【1月19日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)の主催者は19日、男子シングルスの試合中に暴言を吐き、ラケットを投げつけたニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)に対し、合計5500ドル(約63万円)の罰金を科した。

 大会主催者によると、2回戦で逆転負けを喫したキリオスには不適切な発言で3000ドル(約34万円)、ラケットを投げつけたことで2500ドル(約29万円)の罰金が科されたとしている。世界ランク13位のキリオスは、アンドレアス・セッピ(Andreas Seppi、イタリア)と対戦した18日の試合の第3セットで、今回の処分の対象になった問題行為を見せていた。

 キリオスはこれまでにも処分を受けた経歴を持っており、昨年の上海マスターズ(2016 Shanghai Rolex Masters)では「無気力プレー」により出場停止処分を受けていた。

 2015年に行われたロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2015)では、試合中にスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)の恋人の性的交友関係について言及し、約1か月間の出場停止処分を受けた。

 主催者はまた、キリオスがダニエル・エヴァンス(Daniel Evans、英国)とともに出場を予定していた男子ダブルスを腹部の負傷を理由に棄権したことを発表している。(c)AFP