ナダルがトップ2撃破に自信、可能性なければ「釣りでもしてる」
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【1月9日 AFP】男子テニス、四大大会(グランドスラム)通算14勝を誇るラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が9日、アンディ・マレー(Andy Murray、英国)とノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)撃破に自信をみせた。
2014年の全仏オープン(French Open 2014)を最後にグランドスラムのタイトルから遠ざかり、昨季は手首の故障に悩まされたナダルに対しては、すでにピークを過ぎたという見方も多い。しかし、来週開幕する全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)に向けて準備を進める元王者は、自分自身への信頼を明かした。
「ファスト4(Fast4)」形式で行われるエキシビションマッチを控えるナダルは、シドニー(Sydney)に集まった報道陣に対し「今後11か月で自分に可能性がないと思っていたら、今頃家で釣りでもしているよ」と語った。
「真の目標は、重要な大会で勝負すること」というナダルは、マレーとジョコビッチについて言及したうえで、「大きな舞台で競うためには、そうした選手に勝たなければならない」と闘志を燃やした。
「ハードに練習に打ち込んでいるし、前進するモチベーションと情熱もある。なぜなら、体調が万全な状態で、望むやり方でトレーニングできれば、自分は勝てると感じているからだ」
直近8年のうち7年は、カタール・ドーハ(Doha)で行われる大会でシーズンを幕開けしていたナダルだが、今年はオーストラリアのコンディションにより適応するため、ブリスベン国際(Brisbane International 2017)に出場。準々決勝でミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)に惜しくも敗れた世界ランク9位は、今季のグランドスラム初戦となる全豪オープンへ向けて期待を示した。
前回大会では初戦敗退を喫したナダルは、「メルボルン(Melbourne)は再び良いプレーをし、前向きな気持ちをつかむ機会だと感じている。自分が好調で、闘争心を感じ始められれば、どんなことでも起こり得ると思う」と話した。
「メルボルンでプレーするのが大好きだ。(全豪オープンは)素晴らしい大会。また帰って来ることができ、非常に興奮している。去年は厳しかったが、今年は変化を加えて、もう一度良いプレーができればいいと思っている」(c)AFP