【1月8日 AFP】(更新)イラクの首都バグダッド(Baghdad)で8日、同市の主要青果市場狙った自爆攻撃があり、少なくとも12人が死亡、数十人が負傷した。この攻撃についてイスラム過激組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出した。

 内務省のサード・マーン(Saad Maan)報道官は「ジャミラ(Jamila)市場の入り口ゲートにいた兵士が不審な車両に気付き発砲したが、容疑者は車を爆発させた」と語った。

 警察や病院関係者によると、爆発で少なくとも12人が死亡し、容疑者に発砲した兵士を含む39人が負傷した。

 ISはインターネット上に、自爆したのはイラク人で、同国で多数を占めるシーア派(Shiite)の人々を狙った攻撃だとの犯行声明を出したを主張している。

 ジャミラ市場はバグダッドの主要な青果卸売市場で、イスラム教シーア派の住民が多いサドルシティーにある。サドルシティーでは先週にも車による自爆攻撃があり35人が死亡した。(c)AFP