【1月7日 AFP】ライバルたちにとっては悪い知らせだ。男子テニスの四大大会(グランドスラム)で通算12勝を誇るノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6日、自身の驚異的なキャリアを40歳まで続ける可能性を口にした。

 カタール・エクソンモービル・オープン(Qatar ExxonMobil Open 2017)でアンディ・マレー(Andy Murray、英国)と対戦する決勝に駒を進めたジョコビッチは、できる限り長く現役を続けたいと語った。

 40歳でもツアーに参戦し続けることができるかと問われたジョコビッチは、「もちろんさ。この先も私のことを見る機会は多くあるよ」と応じた。

 2003年にプロ転向したジョコビッチは、今年5月に30歳の誕生日を迎える。

 今大会の序盤でジョコビッチは、ツアーに参戦する最高齢選手の一人である38歳のラデク・ステパネク(Radek Stepanek、チェコ)と相まみえた。

 ベテランのステパネクとの試合後、ジョコビッチは同選手の寿命の長さに「胸が高鳴る」と語った。

「自分も、彼(ステパネク)と同じくらい長いキャリアを重ねることができると気付かされた。彼ができるんだから、私にだってできる」

 現時点で世界20位以内の最年長選手は、37歳のイボ・カルロビッチ(Ivo Karlovic、クロアチア)となっている。世界20位につけるカルロビッチは、2015年のエクソンモービル・オープン(Qatar ExxonMobil Open 2015)ではジョコビッチに勝利している。

 グランドスラムでの史上最年長王者は、1972年に当時37歳で全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament)を制したケン・ローズウォール(Ken Rosewall)氏となっている。(c)AFP